横山竜士氏、無念-幻に終わった衣笠氏らとのOB野球 「同じグラウンドに立ちたかった」
プロ野球広島で活躍し、2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれた衣笠祥雄氏が23日、上行結腸がんのため亡くなった。71歳だった。デイリースポーツ評論家の横山竜士氏は「僕が現役時代はすでに引退されていて接点はありませんでしたが、キャンプ取材に来られた時などに笑顔で声をかけてもらったことをよく覚えています」と大先輩を悼んだ。
最近も体調を崩したことを耳にし、心配していた。OBの黒田博樹氏と食事した時も衣笠氏のことが話題に上がり、黒田氏は「衣笠さんをはじめ、多くのOBの存在があったからこそ、今のカープがある。いつか、OBによる野球大会やイベントを開催できれば」と話していたという。
横山氏は「あれだけ素晴らしい実績を残された方ですけど、引退後はコーチや監督をされる機会はなかった。OB野球が実現できれば、カープファンの皆さんにも世代を超えて喜んでいただけたと思うし、僕自身も同じグラウンドに立ちたかった。衣笠さんがお元気な時に、そういう夢をかなえられなかったことは残念です」と無念さをのぞかせた。