「西武９－３ロッテ」（２１日、メットライフドーム）

　西武の多和田真三郎投手が、６回３失点で勝ち投手となり、開幕から４戦４勝と白星を積み重ねた。

　序盤３回は安定した投球で無失点。四回に１死満塁のピンチを招き、平沢の適時三塁打で３点を先制されたが結局、失点は四回のみ。好調な打線の援護にも恵まれ、６回を６安打１四球、４奪三振で、昨年５勝の右腕は早くも４勝目を挙げた。

　打線も、１８日の日本ハム戦で八回から８点差を逆転し、前夜２０日もロッテに逆転勝ちした勢いのまま、この試合も逆転勝ち。

　３点を追う四回、ロッテ先発・酒居に対して、１死から浅村の右前打から満塁の好機をつくると、外崎の中犠飛とベテラン・栗山の右越え１号３ランで試合をひっくり返した。

　五回には浅村、山川の２者連続本塁打で３点を追加。浅村は七回にも適時二塁打を放つなど５打数３安打３打点とバットでアピールした。

　サイクル安打達成に三塁打を残した浅村は、「スリーベースは年間、１本か、２本なんで意識はあまりなかった」と振り返り、逆転勝利については「ファンのみなさんの声援のおかげで感謝しています。いいバッターがたくさんいるので、自分もつなごうと思っていました」とファンの声援に応えていた。

　球団史上初となる開幕から本拠地８連勝とした西武が首位を快走している。