ソフトバンク柳田がプロ65人目のサイクル安打「奇跡。怖いです」5打数5安打4打点
「日本ハム0-10ソフトバンク」(21日、札幌ドーム)
ソフトバンク・柳田悠岐外野手が、サイクル安打を達成した。プロ野球では2016年7月の福留孝介(阪神)以来、65人目通算70度目の記録となった。パ・リーグでは2007年のズレータ(ロッテ)以来、33度目となった。
「3番・中堅」で先発した柳田は初回、日本ハム先発の有原から右中間スタンドへ先制の4号ソロ。四回の第2打席では中前打を放つと、五回1死一、二塁で迎えた第3打席では中越えにフェンス直撃の適時二塁打を放ち、サイクル安打にリーチをかけた。
偉業に三塁打を残す柳田は六回の第4打席では中前への適時打。
“ラストチャンス”濃厚だった八回の第5打席は2死一塁の場面。日本ハムの6番手右腕、新垣と対戦し、カウント2-2からのフォークをフルスイングすると、打球は右中間の最深部へ。柳田は一塁ベースを踏むと迷うことなく、二塁ベースを蹴って三塁へ。
タイミングは微妙だったが、外野からの三塁送球は柳田の体に当たり、柳田は三塁を陥れた。
歴史に名を刻んだ柳田は「奇跡なんで怖いです。自分のスイングすることだけを考えてたまたまです。昨日は昨日、きょうはきょうと切り替えていけたのが良かった。なんか札幌ドーム好きです。あしたはあしたなんでまた、あした頑張ります」とファンの声援に応えていた。