亜大・中村稔、138球10Kの完投で中大破る 先輩の阪神・高橋遥の活躍が刺激に

 「東都大学野球、亜大3-1中大」(20日、神宮球場)

 3回戦1試合が行われ、亜大が中大を破って勝ち点1とした。1-1の九回に矢野雅哉内野手(2年・育英)が決勝の適時二塁打を放った。先発した今秋ドラフト候補左腕の中村稔弥(としや)投手(4年・清峰)は1失点10奪三振の9回完投で今季2勝目。中大は継投策が裏目に出た。

 亜大・中村稔が修正能力の高さを見せた。17日の1回戦では勝利投手となったが、左打者の外角への制球に苦しみ与四死球6。課題克服へ右手の使い方を変え、しっかりとためを作って投げ込んだ。六回から4者連続奪三振を記録。「刺激になります」という先輩・高橋遥(阪神)の活躍に負けじと138球の熱投でチームの勝ち点獲得に貢献した。

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