亜大・頓宮、満弾&3ラン!視察12球団の前で春初戦に2発

 「東都大学野球、亜大12-3中大」(17日、神宮球場)

 1回戦2試合が行われ、亜大と国学院大がそれぞれ今季初戦を白星で飾った。亜大は今秋ドラフト候補の頓宮(とんぐう)裕真捕手(4年・岡山理大付)が公式戦初となる2打席連続の本塁打を放ち7打点を挙げるなど大勝。国学院大はプロ注目右腕の清水昇投手(4年・帝京)が8回0/3を3失点と粘って勝利に貢献した。

 12球団のスカウトが視察する中、頓宮が豪快な打撃を披露した。三回に1点を先制し、なおも2死満塁で迎えた第2打席。直球を捉え、左翼へグランドスラムを突き刺した。

 勢いは止まらない。四回2死二、三塁ではスライダーに泳がされながらも再び左翼席へ運んだ。通算6号の技あり弾に「左足に体重が残っていたのでうまく打てた」と笑顔。阪神・吉野スカウトは「遠くに飛ばす能力がある」、中日・正津スカウトも「リストが柔らかい」と称えた。

 打撃フォームの修正が奏功した。春季キャンプから左足をすり足気味に変更。ボールを前でさばけるようになり、好感触を得た。チーム事情から打撃に専念すべく、この日は捕手ではなく一塁手として出場。主将も担う4番が好スタートを切った。

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