DeNA・筒香、看板直撃V弾 13年ぶり7連勝で首位キープ

中日に勝利し、タッチを交わす筒香(中央)らDeNAナイン=横浜スタジアム
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 「DeNA2-0中日」(14日、横浜スタジアム)

 勝利を願う声に、特大の一撃で応えた。初回2死で最初の打席を迎えたDeNA・筒香。中日先発・ジーが投じた外角のスライダーを完璧に捉えた。「いい感じだった」と手応え十分の一打は、右中間席最上段の看板を直撃する先制4号ソロとなった。

 今季、ラミレス監督が「初回から得点のチャンスが広がる」と起用した「3番・筒香」。期待に応える今季初の初回弾で、相手の出はなをくじく。13試合目での4号は44発を記録した一昨年と同じペース。「体の中も気持ちの面も去年とは全然違う」と状態の良さを語った筒香。支えるのは勝利への思いだ。

 主将として今のチームを「若い選手が堂々とプレーできる雰囲気ができている」と評する。それでも「勝っても負けても反省はある。それを確認しないと自分たちを見失ってしまう」と話した。

 投打がかみ合う完封勝ちも、五回には一走・楠本が嶺井の右飛で帰塁できないミスもあった。明るさを緩みにつなげてはいけない。筒香は「そこは気を配っている」と、チームの進路を示す“羅針盤”となっている。

 05年以来、13年ぶりの7連勝も「チームが苦しい時に打てる打者でありたい」と、この先にある勝負の時を見据えた。頼もしい主将がけん引するDeNA。勢いは、強さへと変わりつつある。

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