中田7回2安打無失点 ソフト8戦目でや~っと先発星
「楽天4-5ソフトバンク」(8日、楽天生命パーク宮城)
35歳のベテラン右腕がチームに大きな1勝をもたらした。ソフトバンク・中田が7回2安打無失点と好投し、開幕から8試合目で先発陣では今季初となる白星を手にした。「とにかく勝ちを意識した。攻めの投球ができた」。敵地仙台で悪い流れを止めた。
140キロ台中盤の直球に力があり、要所でフォークも決まった。1点リードの七回2死一塁では代打アマダーを低めのフォークで空振り三振。「(アマダーには)前の回くらいからフォークが高くなってきていたのでより低めを意識した。連勝すればチームの流れも変わると思って、とにかく勝ちを意識して投げた」。4四球を与えたが、ホームは踏ませなかった。
これで通算100勝に「4」と迫った。新人年から14年連続で白星をマーク。35歳の快投を、工藤監督は「しっかりゼロで抑えてくれた。非常にナイスピッチング」と笑顔でたたえた。チーム先発初白星で今季初連勝を飾り、星も五分。ややもたついた王者にようやくエンジンがかかってきた。