関大・山本 骨折で今春絶望か チーム黒星発進にプロ注目右腕「悔しい」

 「関西学生野球、同大6-5関大」(7日、わかさスタジアム京都)

 関大は同大に九回逆転サヨナラ負けで開幕戦を落とした。今秋ドラフト候補のエース・山本隆広投手(4年・桜宮、写真)が、3月末に右肘をはく離骨折していたことも判明。2季連続優勝へ苦しい船出となった。立命大は今秋ドラフト候補・山上大輔投手(4年・立命館宇治)が2失点11三振で9回完投し、京大に先勝した。

 スタンドには阪神など9球団のスカウトが駆けつけていたが、山本がマウンドに上がることはなかった。

 山本は昨秋の近大戦で、史上2人目の完全試合を達成した最速150キロ右腕。今秋ドラフト候補で、3月27日・阪神2軍との練習試合にも先発した。

 皮肉にもアピールチャンスで痛みを感じて、2回で降板。右肘のはく離骨折で全治1カ月と診断された。手術は受けない予定。ノースロー調整を続け、4月後半のキャッチボール再開を目指す。早瀬監督は「中途半端はよくない」と話しており、今春リーグ戦の登板は微妙な状況となった。

 同大戦はバックネット裏から観戦。チームがサヨナラ負けすると「投げられていないことが一番悔しい」と、うつむく仲間の姿を見て涙を流した。

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