オリックス7年連続開幕カード負け越し…山岡、1球に泣く
「ソフトバンク12-3オリックス」(1日、ヤフオクドーム)
悔やんでも悔やみきれない1球になった。六回に2点を先制した直後の守り。1死一、二塁から今季安打の出ていないデスパイネを歩かせて満塁。オリックス・山岡は続く中村晃も追い込みながら、高めに浮いた直球を右翼スタンドまで運ばれる逆転満塁弾とされてしまった。
「あの1球だけ。悔しいのは悔しいです。1勝1敗で来て、勝ち越しで終わりたかった」
序盤から直球のほとんどが150キロを超え、変化球もキレ、制球ともに抜群だった。それだけに勝ちきれなかったことに無念の思いが強くなった。
福良監督も「山岡は良かっただけに、もったいなかったですね。デスパイネの四球、あれでしょう」と敗因を挙げた。
これで7年連続の開幕カード負け越し。指揮官は「(先制後の好機で)追加点を取れないと、こういうことになる。バントとか、細かいことをしっかりやっていきます」と3日からの本拠地開幕戦に気持ちを切り替えた。