巨人・上原、圧巻0封“凱旋” 08年以来1軍公式戦マウンド
「巨人8-4阪神」(31日、東京ドーム)
圧巻の“凱旋登板”だった。08年10月5日・中日戦以来の1軍公式戦マウンド。1点リードの八回、大歓声に迎えられた巨人・上原は先頭・大山を3球三振に斬るなど1回をピシャリ。お立ち台で「1点差はやっぱりしびれますね」と声を弾ませた。
家族への感謝も投球に込めた。入団会見で「子どもが野球をやっている姿を見たいと」と話していた右腕。この日、観戦に来ていたといい「ちゃんと見ていたかは分かりませんけど、公式戦で見せることができて良かった」と頬を緩ませた。
登板後、ベンチ前で出迎えたナインに「こういうスタイルでやってきているので」と強烈なハイタッチで応えた右腕。同級生の高橋監督は「本当にさすがだな」と感服した。球場の空気を変える圧倒的な存在感。神髄を証明した。





