巨人・岡本、満開弾5打点 プロ2号3ランで虎にトドメ

 「巨人8-4阪神」(31日、東京ドーム)

 覚醒を予感させる一撃だった。1点リードの八回。2死一、二塁で巡ってきた第5打席だ。巨人・岡本は阪神・藤川の初球フォークを強振。「手応えはあった」と打球は左中間席上段に飛び込んだ。1年目の15年9月5日・DeNA戦(横浜)以来の一発となるプロ2号。「久しぶりに出たので、うれしかった」と汗をぬぐった。

 前夜は4タコだったが、引きずらなかった。「大事にいこう」と心がけた第1打席で中前打を放ち、波に乗った。4点を追う三回2死二、三塁で巡ってきた第2打席では再び中前へ2点適時打。続く六回先頭での第3打席は左前打で藤浪KOの足がかりを作った。プロ初の猛打賞となる4安打5打点。強烈なインパクトを残した。

 高校通算73本塁打のアーチスト。「1軍で(本塁打を)打ちたいと思ってやってきている」と本音をのぞかせた。昨秋からの猛特訓で「少々詰まっても、持っていけるようになった」と飛距離への手応えを得て臨んだ開幕。2戦目にして、その手応えを実証した。

 今季初勝利に貢献にした岡本に、高橋監督は「本当にいいバッティングをしてくれた」と目を細めた。阿部から結果でレギュラーを奪った21歳は「油断はしない。今年は気を引き締めて1年間やると決めているんで」。大器と言われ続けて4年目。開花の年とするべく、地に足をつけてバットを振り続ける。

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