ロッテ・ボルシンガー オープン戦と別人に「カーブの制球が良かった」来日初勝利

ポーズを決める(左から)井上、ボルシンガー、中村=
3枚

 「ロッテ6-2楽天」(31日・ZOZOマリンスタジアム)

 1週間前とはまるで別人だった。

 先発した新外国人、ボルシンガーが七回途中まで被安打4で1失点。奪三振は5。本番と逆境への強さを見せつけた。

 「きょうはカーブのコントロールが良かったので、それが他の球種につながった。それで真っすぐのコントロールもよかったね」

 前回24日、ナゴヤドームでの中日戦。4回を投げて被安打8で8失点の大炎上。制球難に陥った。

 試合前、右手人さし指の爪周辺に“ささくれ”があり、出血していた。

 だが、井口監督は「制球力がああだから、こういう展開になる」と話し、こう付け加えた。「マメだかなんだが分からないが、(本人が)希望して投げた。それであの内容では。考えなきゃいけない」とあくまでも投球内容を求めた。

 いきなりの正念場に、ボルシンガーは修正に取り組んだ。

 「同じ球種でも球速を変える。それに少ない球数を心がける。そうすれば六、七回までいける」。工夫と強い気持ちで臨んだ。

 一回、先頭の茂木に初球を二塁打されたが、落ち着いた投球で三者凡退にしとめて波に乗った。

 130キロ台後半の真っすぐ、ナックルカーブ、スライダー、それにツーシームを交えて楽天打線を牛耳った。なにより制球が良かった。与四球は3。

 小林雅コーチは「ブルペンから気合が入っていた。マリンが合いそうだな。ボールが動く」と話した。

 ボルシンガー、もちろん次も好投を期す。

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