三重が26年ぶりベスト8 エース福田、痛み止め飲み完投

 「選抜高校野球・3回戦、三重2-1乙訓」(31日、甲子園球場)

 三重(三重)が1992年以来の準々決勝進出を果たした。初回、4番・大川翔也外野手(3年)の中前適時打で先制すると、1-1の三回には2死走者なしから浦口輝外野手(3年)が決勝点となるソロ本塁打を右翼ポール際へ放った。

 エース・福田桃也投手(3年)が8安打1失点で完投。「2回戦で、定本(拓真投手)が完封していたので自分も頑張りたいと思っていた」と、チームメートから刺激を受けて好投。3週間ほど前から右肘を痛め、この日も痛み止めを服用してマウンドへ。「投げ過ぎだったようで、練習試合で投げて痛みが出た。今日は大丈夫。集中して投げられた」と、103球の力投を振り返った。

 本塁打を放った浦口は「インコースを、体勢を崩されながらも打てた。福田を助けることができてよかった」と笑顔をみせた。

 初出場の乙訓(おとくに=京都)は0-1の三回、2死二、三塁で遊ゴロの間に三塁走者がかえり同点に追いついたが、その裏に先発・富山太樹投手(3年)が本塁打を浴び、再びリードを許す展開に。ベスト8入りはならなかった。これで公立校がすべて姿を消した。

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