球審勘違いで守備妨害直後からプレーやり直し 智弁和歌山-興南

 「全国高校野球選手権・1回戦、智弁和歌山9-6興南」(11日、甲子園球場)

 九回表の智弁和歌山(和歌山)の攻撃で、守備妨害をめぐって球審の勘違いがあり、一度は攻守交代した選手たちを再び戻してプレーを再開する場面があった。

 1死一塁で、打席の智弁和歌山・西川晋太郎内野手(1年)が1ボール1ストライクからの3球目を空振り。その際、盗塁を阻止しようとした捕手の送球を妨害したとして、高野球審は守備妨害をコール。盗塁を試みた一塁走者はそのまま二塁で刺された。

 本来、一塁走者が盗塁死となれば、打者の守備妨害はなかったものとして2死からプレーが進められるが、この時は球審も走者がアウトで3アウトと勘違い。チェンジがコールされ、智弁和歌山は九回裏の守備に就き、興南ナインはいったんベンチに下がった。

 しかしミスに気付いた審判団が両チームを再び戻し、プレーは九回表2死走者なし、1ボール2ストライクからプレーが再開された。

 窪田本部幹事審判は「盗塁の場面で守備妨害があった時、盗塁を試みた走者がアウトになれば、打者はアウトにならない。この試合では、球審が打者もアウトだと勘違いしてしまった。走者がアウトなら妨害はなかったものとして進められるものなので、2死走者なし、1ボール2ストライクから再開した。今後は誤りのないよう、気を引き締めて取り組みたい」と説明した。

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