元横浜投手の乙訓・染田部長 憧れの指導者像は金八先生

9回、最後の打者を打ち取りガッツポーズで喜ぶ乙訓・川畑(撮影・持木克友)
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 「選抜高校野球・2回戦、乙訓7-2おかやま山陽」(28日、甲子園球場)

 初出場の乙訓(おとくに=京都)がおかやま山陽(岡山)との初出場対決を制し、春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。

 満員のアルプススタンドへのあいさつを終えた染田賢作部長(35)は「たくさんの人に応援していただいて、幸せだと思います」と感激していた。

 元横浜(現DeNA)投手で、郡山(奈良)時代の2000年夏に甲子園出場。プロ引退後、母校の同大で教員免許を取得し14年に学生野球資格を回復。15年に乙訓に赴任した。就任3年目での甲子園初出場初勝利に「僕は(高校時代に)0-12で負けた。初回に2点取られた時、先発の富山(太樹投手=3年)も粘ったし、選手たちはよくやった」と教え子たちをたたえた。

 野球部では主にブルペンを指導。練習ではプロ時代の話も聞かせるという。「(元DeNAの)三浦大輔さんら、上のレベルの選手ほどキャッチボールを大切にするぞ」「三浦さんはこんな変化球の握りをしていたぞ」とアドバイスする。

 指導者像で憧れているのは、TBS系の人気ドラマシリーズ「3年B組金八先生」の主人公・坂本金八。「うまいことを言うなあ、と思うんです。漢字を例に出すなど知的なところや、生徒思いなところを尊敬しています」という。DVDなども含め全シリーズを視聴するほどの思い入れだ。

 家族は妻と、4月から小4と小1になる2人の娘たち。「なかなか一緒に過ごす時間が取れず苦労を掛けているが、今日のスタンドの声援を聞いてもらえれば、喜んでもらえるかな」と、優しい笑顔をみせた。

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