日本ハム・ドラ1清宮は開幕2軍 体力回復へ基礎トレーニング中心

 日本ハムは24日、限局性腹膜炎で療養していたドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、都内の病院を退院したと発表した。25日から千葉・鎌ケ谷の2軍施設で別メニュー調整を始める予定。1週間~10日間は体力回復を目的とした基礎トレーニングに時間を費やすことになり、開幕2軍スタートが事実上確定した。

 夕闇に包まれた午後6時過ぎ、清宮を乗せた車が鎌ケ谷の勇翔寮に到着した。13日間の入院生活を終え、ようやくたどり着いた復帰へのスタートライン。焦る必要はない。一歩ずつ段階を踏んでいけばいい。目標の開幕1軍は夢とついえても、果たすべき志がある。

 1軍の試合後、谷ヘッドトレーナーがリハビリの方針を明かした。「1週間から10日くらいは、バイクをこいだり心肺機能を上げる軽い運動をやっていく」。25日に始まる別メニュー調整は、まず日常生活をきっちりこなすところから。5日後に迫る開幕1軍への扉は閉ざされた。

 まずは、一時5キロ減ってしまった体重を戻すことが最優先。消化の良い食事で体の内側から体力回復を促し、並行して「動く中で体のバランスを整えていく」と同トレーナー。寮内のウエートルームで動き始め、屋外トレーニング再開には時間を要する見込みだ。

 栗山監督は「トレーナーの管理から外れないと指示が出せない」と厳しい表情。開幕1軍スタートの可能性を模索し続けてきたが「彼の野球人生、体のことが一番大切」とかみしめるように言葉を紡いだ。度重なる試練も、神は乗り越えられる者だけに与える。目指す世界のホームランバッターへ、再びゆっくりと歩み始める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス