巨人上原、移籍後初登板で1回無失点 G党総立ちに「オープン戦なのに緊張した」

7回に登板した巨人・上原浩治=東京ドーム(撮影・三好信也)
3枚

 「オープン戦、巨人-日本ハム」(20日、東京ドーム)

 大リーグ・カブスをFAとなり、巨人に10年ぶりに復帰した上原浩治投手が、移籍後初登板。1回を無安打無失点で抑えた。

 3426日ぶりの東京ドームのマウンド。場内にその名前がコールされると、G党から大歓声が沸き起こった。右翼席には「おかえりなさい上原浩治」の横断幕も掲げられた。

 七回から3番手で登板。先頭の中島にファウルで粘られながら、カウント2-2から見逃し三振を奪った。1番西川にはフルカウントから外角の変化球を見極められ、四球。続く松本は2ボールから右飛。近藤は中飛に仕留めた。

 高めに浮く球も多く、マウンド上で何度も首を振った上原。それでも、ファンからは大きな「上原コール」が送られ、降板後はベンチで笑みも浮かべた。

 上原は「オープン戦なのに緊張した。1イニングもつか分からなかったので…」と正直な思いを吐露。収穫については「マウンドが投げにくいというのがつかめた。高めに抜けていたので修正したい」と、冗談を交えて振り返った。ファンの歓声には「シーズン中にそういう声援がもらえるように頑張りたい」と満足することなく、先を見据えた。

 上原はメジャーでの移籍先が見つからず、巨人に復帰。9日に入団会見を行った後、10日からジャイアンツ球場で練習を行った。フリー打撃登板などを経て、この日が実戦初登板。開幕へ向けて、着実にステップを遂げている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス