DeNA山崎“スラーブ”手応え 間作る“魔球”1回3人料理
「練習試合、DeNA2-7サムスン」(15日、アトムホームスタジアム宜野湾)
DeNAの山崎康晃投手(25)が15日、韓国・サムスンとの練習試合で実戦初登板した。今年から取り組んでいる新球“スラーブ”に確かな手応えを感じた。
九回の1イニングを3人で料理した右腕。この日の収穫を「バッターが嫌がる間を作るためのスラーブを試せたことが一番よかった」と口にした。1死から9番打者へ投じた2球目だった。直球、スライダー、ツーシームの持ち球に加えて挑戦している新たな魔球を試した。さらに3球目も続けた。2球とも低目に外れるボール球となったものの、“実戦配備”へ向けて自信をつかむ試投となった。
「バッターの間をずらすのが目的なので。それでストライクを取ろうとかいうのではなくて。もちろんバッターは振りませんでしたけど、ボール(球)の軌道も見られましたし」とその意図を明かした。
「実戦を通して、試合でも投げられるんだという自信をつけて、これからも精度を上げていきたい」と不敵な笑みをもらした。新たな武器を手に入れて、ハマの守護神がさらに進化を遂げる。