オリックス・山岡 打撃投手でぶっつけ101球「若月が付き合ってくれたので」
オリックス・山岡泰輔投手(22)が25日、“ぶっつけ101球”の熱投を演じた。この日、大阪市内の室内練習場で自主トレ。今オフはブルペン投球を一度も行っていなかった右腕が、いきなり打撃投手に登板した。
当然のように打者と相対した。23球の肩慣らしの後、若月ら打者3人に78球。投じた球種は直球とチェンジアップ。許した安打性の打球は5本と上々の内容だ。「投げるつもりはなかった。(自分のキャッチボール相手に)若月が付き合ってくれたので」。涼しげに語る表情が頼もしい。
ツーシームの改良も試みる。「握りの力の入れ方を変えてシュートみたいに」。参考は楽天・美馬のシュートの軌道で「(右打者に)内を見せられたらビビる」。ケンカ投法で懐を突いていく。
完全マスターを目指す縦のカットボールに加える武器。目先の戦いだけではない。19年シーズンを見据え内角ボールゾーンからのスライダー習得ももくろむ。この日のインパクト同様、敵に脅威を与え続ける。