2段モーション突然OK 国際化へ公認野球規則から日本独自の項目削除

 1回、先頭打者の川島への初球が反則投球と宣告された西武・菊池=17年8月24日
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 プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われ、公認野球規則(ルールブック)を改定し、投球動作で「2段モーション」を反則投球とする日本独自の項目が削除された。

 「2段モーション」を反則投球とするルールは、五輪やアジアシリーズなど国際試合の増加への対応を目的に、2006年から導入された。しかし、海外のルールブックには「2段モーション」を反則投球とする項目はなく、日本でも国際基準に合わせて削除し、ひどい場合は注意されるが、それでも罰則は受けないことになる。

 「2段モーション」は、これまでも球界で議論されてきた。反則投球とされる前の05年には、セ・リーグ理事会で配布された対象選手リストに阪神・藤川、横浜・三浦らが掲載されるなど、現場に大混乱をもたらした。

 昨季も西武・菊池が「2段モーション」による反則投球を繰り返し宣告された。これを受け、昨年9月のセ・パ両リーグ理事会で審判員を招いて協議。将来的には、国際基準に合わせるべきという意見が大勢を占めたといい、今回、ルール緩和という大きな判断が下された。

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