ヤクルトドラ1村上に期待!「広告獲ってくるん弾」

 ヤクルトのドラフト1位・村上宗隆捕手(17)=九州学院=が、球団経営に貢献する一発を期待されていることが28日、分かった。橿渕スカウトグループデスクは「(神宮の)広告取ってきて欲しいね」と期待。球場の広告営業を請け負っている球団にとって、フェンス広告は貴重な財源の一部となっているだけに左の強打者が放つ一発が営業効果をもたらす可能性がある。

 神宮では山田やバレンティンなどが左方向へ本塁打を打つことが多い。そのため、左翼フェンスはテレビ中継にも映りやすく宣伝効果が高いとされ、いろいろな業種の広告が並ぶ。逆に右翼側は「ミルージュ」や「ヤクルト400」など、親会社のヤクルト本社からの広告ばかりで、ヤクルトグループにとっては“もうけ”にはなっておらず、他社の広告と入れ替わるのを望んでいるという。

 そんな事情もあり、橿渕スカウトは「右方向へ打つようにと思って」と1位指名の一因を明かす。村上も「貢献できるように頑張ります」と意欲的だ。高校通算52発の大砲が勝利と経営の両面で救世主となる。

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