ＤｅＮＡ・山崎康晃投手（２５）が２５日、横浜市内で契約更改交渉に臨み、７０００万増の１億５０００万円でサインした。４年目での１億円以上は球団では００年の川村丈夫以来となり「夢でしたが、１億円プレーヤーになれると思わなかった」と瞳を輝かせた。

　今季は４勝２敗２６セーブ、防御率１・６４。不調で中継ぎに配置転換された時期もあったが、再び抑えの座を取り返し、リーグトップタイの６８試合に登板した。ただ、日本シリーズ第６戦で１点リードの九回、内川に手痛い同点ソロを浴びた場面を振り返り「内川さんが上だった。もっと、強くならないと」と表情を引き締めた。

　日本投手初となる、４年目での通算１００セーブまであと４。入団４年間での最多セーブ記録となるヤクルト・林昌勇の１２８までは、残り３２に迫っている。色紙に「優勝」の２文字を記し、「絶対的な守護神を目指したい。年間通して、“不動”でいきたい」と力を込めた。