ロッテ・重光オーナー代行 韓国で有罪判決 球団経営に影響も

 横領罪などに問われた韓国ロッテグループ会長で日本プロ野球ロッテのオーナー代行でもある重光昭夫(韓国名・辛東彬)被告(62)に対し、ソウル中央地裁は22日、懲役1年8月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。求刑は懲役10年、罰金1000億ウォン(約105億円)だった。

 創業者で日本プロ野球ロッテのオーナーの父武雄(同・辛格浩)被告(95)は懲役4年、罰金35億ウォン(求刑・懲役10年、罰金3000億ウォン)の実刑。兄宏之(同・辛東主)被告(63)は無罪(求刑・懲役5年、罰金125億ウォン)とした。

 昭夫被告らは共謀し、実際には業務を行っていない宏之被告らに役員報酬名目でグループから計約500億ウォンを支払わせたとする特定犯罪加重処罰法上の横領罪や、系列映画館の売店の運営権を親族が経営する会社に不正に与え、グループに損害を与えた背任罪などで在宅起訴されたが、地裁は一部の罪についてのみ有罪とした。

 今回の有罪判決によって、日本プロ野球ロッテの球団経営にも何らかの影響が出る可能性もありそうだ。過去には、2004年10月に西武の堤オーナーが有価証券報告書の虚偽記載問題の責任を取り、退任に追い込まれた例もある。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス