日本ハム・中田、今季不調の要因はWBC?いえ減量

 日本ハム・中田翔内野手(28)と今季限りで引退した飯山裕志2軍内野守備走塁コーチ(38)が20日、ベルクラシック札幌でのトークショーに参加。中田は今季を振り返り、ざんげした。

 今季は打率・216、16本塁打と苦しんだ主砲。司会者から今年1年を問われ「一言で最悪でした。個人的にもすごく、プロに入って一番といってもおかしくない苦しいシーズン。ダメージを受けた結果。すごく悔しかったですね」と反省。なぜ、こうなったかと問われると「WBCじゃないですか?」と冗談っぽく言い、会場から笑いが。その後、すぐさま「自分の甘さです。WBCでちょくちょく打ってましたからね。まだまだです」と言い直した。

 今季の不調はWBCではなく、減量を挙げる。「今はトレーニングを再開して、体重は103キロぐらいあるんですけど、今シーズンはずっと91キロとか、シーズン中に母親から『あんた大丈夫か、ちょっとガリガリすぎないか』と心配の電話がかかってきたり、好きなものをたくさん食べる気にもならなかった」と食事がのどを通らなかったことを明かした。

 来季は野球人生初となる主将の大役を託され、復調に燃える主砲は「チームを引っ張ることも大事だけど、僕が若い時には先輩方に伸び伸びとやらせてもらってきた人間。そのスタイルは崩したくないですし、それがみんなで仲良くワイワイやるのがファイターズと思っている。そこをベースとして、そこからアドバイスができる機会があれば、そういうことにちゃんとしていきたい」と所信表明。来季への巻き返しを誓った。

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