仙台育英に6カ月対外試合禁止 部員の飲酒、喫煙で 日本高野連が処分決定
日本学生野球協会は19日、都内で審査室会議を開き、高校17件、大学1件の処分を決めた。春夏通算38度の甲子園出場を誇る仙台育英(宮城)は、部員の飲酒、喫煙により12月5日から6カ月の対外試合禁止処分となった。
6人の部員らが11月27日に仙台市内の飲食店で飲酒と喫煙をした事実を、学校側が4日に把握。調査の結果、部員9人が3月下旬から計8回、寮内も含めて飲酒、喫煙していたことが判明した。関与した部員は退部した。
日本高野連の常本明審議委員長(68)は「継続的で人数が多く、頻度も高い。過去の案件に沿って、このような処分になった」と説明。「体質改善してもう一度、名門復帰に向けて努力してほしい」と要望した。
また、部員への不適切行為があった暁星国際(千葉)の監督は、12月4日から6カ月の謹慎となった。寮で布団に入るなどされた部員2人が、セクハラやパワハラの被害を訴えていた。監督はすでに退職した。