ヤクルトの原樹理が1200万増の2900万円で契約更改 来季投打で存在感発揮
ヤクルトの原樹理投手(24)が14日、東京・港区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1200万増の2900万円でサインした。今季は中継ぎ、先発とフル回転。「中継ぎの方の気持ちがわかった。勉強になりました」と収穫をつかんだ1年を振り返った。(金額は推定)
中継ぎで開幕したものの、5月中旬からは先発として定着。計26試合に登板し3勝11敗、防御率は3・84。勝ち星こそ伸びなかったが「イニング数、QS(クオリティースタート)を見てもらえた」とアップ更改を勝ち取った。
奪三振は昨年の33を大きく上回る115をマークし、奪三振率は7・88だった。「三振をとれないという風によく言われていたので悔しかった。(今季)奪三振が増えたのはボールが良くなってるんだ、と自信になりました」と話した。
また9番打者として1二塁打を含む7安打を記録。「僕自身がピッチャーに打たれるのも嫌ですし、先頭で塁に出れば得点にもつながる。攻撃の時は一打者としてやっていきたい」と意気込みを語った。プロ3年目を迎える来季、“二刀流”で最下位からの浮上に貢献する。