ソフトバンク・柳田悠岐外野手（２９）が２日、熊本市内での復興イベントのトークショーに参加し、来年４月１４日に同市の藤崎台県営野球場で開かれるロッテ戦でのアーチを宣言。新選手会長としても被災地への支援活動継続を約束した。

　「（シーズン）序盤は打てなかったけど、熊本で３安打してから良くなった。記憶に残っています」。５月１３日の楽天戦を振り返ると、会場には大きな拍手が湧いた。

　心残りもある。昨年１１月に被災地を訪れた際は復興支援アーチを約束していた。「（今年は）ホームランを打てなかったので、（来年は）ホームランを打てたらもっといいかな」と来季を見据えた。

　選手会長に就き、支援活動の中心となる。前会長の長谷川勇が主導し、被災地訪問や被災者のヤフオクドームへの招待などを行ってきた。「先輩や球団と話して、今年やってきたことを継続するのもそうだし、チームとして取り組めたらいい」と表情を引き締めた。