巨人・菅野、セ界最高4・5億 主要タイトル総ナメで年俸倍増!

 巨人の契約更改交渉が28日、都内の球団事務所で行われ、菅野智之投手(28)が2億2000万増の4億5000万円でサインした。6年目の年俸としては史上最高額。現時点では同僚の山口鉄を抜き、セ・リーグ最高年俸となった。また、内海哲也投手(35)は減額制限を超える1億減の1億円でサインした。

 交渉を終えた菅野は、穏やかな表情で会見場に姿を見せた。今季の2億3000万円からほぼ倍増の大幅昇給。「最大級の評価をしてもらった。自分にかかる期待であったりとか、周りの見る目というのもどんどん厳しくなると思うので、身が引き締まる思い」と重みをかみしめた。

 日本のエースにふさわしい額が用意された。6年目での4億5000万円は史上最高額。沢村賞を筆頭に、最多勝、最優秀防御率など投手の主要タイトルをほぼ独占。文句のつけようもない結果を残し、現時点でのセ・リーグ最高年俸を勝ち取った。

 “最高峰”に到達した右腕。来季のスローガンを「決意」と掲げた。今季チームはBクラスに沈んだ。「チームにとっても自分にとっても、決意を持って臨まないといけないシーズンになると思うので」。個人成績だけで満足はできない。来季は選手会長にも就任。新たな責任に表情を引き締めた。

 今オフは宮国、畠ら若手5人を引き連れて自主トレを行う。「厳しいことも言ったりもすると思う。でも、それが自分のプレッシャーにもなる。そういったところで自分自身も成長していければ」。上がった年俸の使い道を問われ「家のローンを払い終えたい」と小さく笑ったエース。その心は、すでに来季へと向いていた。

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