日体大37年ぶりV 来秋ドラフト候補・東妻が2安打完封

 「明治神宮野球大会・大学の部・決勝、日体大3-0星槎道都大」(15日、神宮球場)

 大学の部の決勝が行われ、日体大が1980年以来37年ぶり2度目の優勝を飾った。来秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・東妻(あずま)勇輔投手(3年・智弁和歌山)が2安打完封。船山貴大内野手(3年・日大三)が決勝2ランを放った。星槎道都大は北海道勢初の優勝を逃した。

 170センチの小さな体が、何度も歓喜のジャンプを繰り返した。ついにかなえた日本一。リーグ戦と関東地区選手権では、優勝投手の栄誉を逃していた東妻は「今回は絶対になろうと思っていた」と会心の笑顔を見せた。

 絶好調ではなくとも、140キロ台後半の直球とスライダーなどで凡打の山を築いた。打者11人から9奪三振の初戦とは一転、この日は4奪三振でも、制球よく打たせて取って完封した。

 松本航投手(3年・明石商)とのドラフト候補右腕コンビで3試合を投げ抜き、27回2/3を1失点と他校を圧倒。新チーム結成時、東妻は「打倒・松本」と目標を記した。1年時から主戦の松本は、今年大きく成長した相棒を「僕とは違うタイプで、見習うところもある」と認める。

 2、3軍で行う早朝リーグで結果を残せば選手を抜てき。2年前からは3、4年生が掃除などをこなし、下級生は練習に集中させる改革も結実。今年9月には1年生部員の相曽幸宏さんが髄膜炎で急逝する悲劇もあったが、チーム一丸となって日本一を捧げた。

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