山川、侍4番弾 稲葉ジャパン1号は特大140メートル!

 「練習試合、日本3-3日本ハム」(12日、清武SOKKENスタジアム)

 侍ジャパンは12日、日本ハムと練習試合を行い「4番・一塁」で先発した山川穂高内野手(25)=西武=が稲葉ジャパン1号となる推定140メートルの特大弾を放った。稲葉篤紀監督(45)の“初陣”はドローとなったが、指揮官が掲げる「機動力+パワー」の野球を実践し、手応えを得た。

 大きく架かったアーチに、スタンドがどよめいた。山川が稲葉ジャパン1号となる推定140メートルの特大ソロ。現チーム初の対外試合で、4番としての存在感を示した。「当たった時、入ったなと思いました。たまたまです」。滴る汗を拭い、白い歯をのぞかせた。

 1点を追う五回1死走者なし。「来た球に食らいついていく感じ」とカウント2-2から相手先発・吉田の146キロ直球を持ち前のフルスイングで仕留めた。高々と舞い上がった打球はバックスクリーン右のスコアボードの最上部を直撃。“らしい”一発で、稲葉監督の期待に応えた。

 2点を追う三回1死二、三塁では右犠飛を放っており、この日2打点。それでも「まだまだ満足はしていないです。本戦は100%でいけるように。変化球の仕留め損ないもあるし、犠飛も浅い」と反省を口にした。

 合宿4日目。アジアの頂へ、野手最年長は深まるチームの結束力を実感する。前夜の決起集会では「(練習試合を含む)5試合、一つになって頑張っていこう」と乾杯の音頭を取った山川。選手、首脳陣が集まり「みんな騒いで仲良くなれて一つになった。一致団結が出来始めているかな」と、うなずいた。

 主砲の一撃に指揮官は「追い込まれてからもああやって捉えるのはさすが」と目を細めた。13日の練習試合・西武戦を終えると、いよいよ16日に本大会が幕を開ける。「絶対負けられないってみんなが思っている中でどれだけできるかが大事」。最高の状態で本番を迎え、どでかいアーチを量産させる。

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