110キロ!九共大の“おかわり君”片山、大会記録1戦2発!

 「明治神宮野球大会・大学の部・1回戦、九州共立大8-7名城大」(11日、神宮球場)

 大学の部では、九州共立大・片山勢三内野手(4年・門司学園)が、大会タイ記録となる1試合2本塁打を放ち、初戦突破に貢献した。

 九州共立大の“おかわり君”片山が、2本のアーチを神宮の夜空にかけた。相手の来秋ドラフト候補右腕・栗林から、初回はスライダーを左越えに運ぶ逆転3ラン。五回は外角直球を右越え2ラン。駒大・中畑、青学大・井口らの大会記録に並ぶ1試合2発に「光栄。ありがたい」と喜んだ。

 176センチ、110キロの巨漢は今大会最重量。東京入り後も宿舎のビュッフェに箸が止まらず2キロ増量した。ただ、上原忠監督(50)は「打つなら食え!」と条件付きで容認。結果で応えた主砲は「朝もモリモリ食いました」と屈託なく笑った。

 卒業後は社会人野球でプレーを続ける片山。次戦の準々決勝へ「今日のことは忘れて、もう一回打ち勝つつもりでいきたい」と意気込んだ。

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