日大三2年連続決勝進出、17安打大勝に小倉監督「よく打ってくれた」
「秋季高校野球東京大会・準決勝、日大三12-2日大豊山」(4日、神宮球場)
日大三が七回コールド勝ちで2年連続の決勝進出を決めた。
初回に5番・飯村昇大内野手(2年)の左前適時打で先制。逆転を許して迎えた三回は、6番・中村奎太外野手(2年)の適時三塁打など7安打を集中して大量5点を奪い、再逆転に成功した。六、七回にも3点ずつを加えて突き放した。
17安打と自慢の強力打線が火を噴いての決勝進出。小倉全由監督は「低い打球も多かったし、みんな引きつけてよく打ってくれた」とナインをたたえた。
あと1勝を挙げて優勝すれば、2年連続のセンバツ出場が確実となる。DeNAに5位指名された桜井ら経験豊富な選手も多かった昨年と違い「目立った選手もいないし、高校生らしいチーム」(小倉監督)という日大三。決勝に向け、指揮官は「そう簡単には勝たせてくれない」とかぶとの緒を締めた。