浜口が救った!史上初ノーノーに「あと5人」の好投 「高城さんのおかげ」

 「日本シリーズ・第4戦、DeNA6-0ソフトバンク」(1日、横浜スタジアム)

 球団史上初めてルーキーでの日本シリーズ登板となった浜口遥大投手が、八回1死までノーヒットノーラン投球を続ける快投で、チームに19年ぶりとなる日本シリーズの勝利をもたらした。大記録まで「あと5人」に迫った好投を「(捕手の)高城さんのおかげだと思います」、先制点となる本塁打を放った同じ佐賀県出身の宮崎には「佐賀の偉大な先輩が先制点を取ってくれたので、先輩方に感謝です」と頭を下げていた。

 過去3戦、初回に3戦とも出塁され先制点につなげられていたソフトバンク柳田を徹底マークした。重要な初回はニゴロに打ち取り、以後もニゴロ、左飛と抑えた。八回は打ち取った当たりだったが柳田の足が早く一塁への内野安打を許したが、キーマン対策がチームに勢いをもたらした。

 球団史上初となる新人としての日本シリーズ登板には「すごく緊張したんですけど、自分の持っている力を全力でぶつけにいこうと投げました」と語った。柳田との対戦は「絶対に塁に出さないつもりでいきました」と気迫で臨んだと明かした。

 ノーヒットノーランを意識する終盤も「0でチームが勝てるようにそこだけ考えました」。鶴岡に二塁打を許し、記録が途絶えた瞬間も「切り替えました」と頭の整理をつけたと振り返った。

 浜口は7回2/3を投げ、2安打無失点。日本シリーズで6回以上を無失点に抑えたのは浜口が8人目で、新人では初だった。無安打の最長記録は2007年、中日-日本ハムの第5戦での中日・山井による8回。1回を継投の岩瀬が完ぺきに抑え、継投による完全試合を達成し、話題になった。

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