帝京8強も前田監督「野球がヘタクソ」 猛追許す展開に苦言

 「高校野球秋季東京大会・3回戦、帝京9-4明大中野」(28日、神宮第二球場)

 帝京が打ち勝ち、準々決勝に進んだ。

 三回に6番・笹川太輝内野手(2年)の中越え適時三塁打など4安打を集中し、一挙5点を先制。五回にも加点すると、九回はまたも笹川の適時二塁打で3点を挙げた。投げては、初回途中からエース右腕・松沢海渡投手(2年)がリリーフ。9回4失点で最後まで投げきった。

 6点リードの七回に集中打で2点差まで追い上げられる展開に、前田三夫監督は開口一番「野球がやっぱりヘタクソだな」。試合を決められなかった中盤の淡泊な打撃を嘆くと、四球が失点につながった松沢についても「あれを気をつけろと言っているんだけど」と渋い表情だった。

 それでも、随所に地力を示しての8強入り。あと3勝して優勝すれば、来春センバツ出場は確実となる。歴代3位タイの甲子園通算51勝を誇る名将は「課題なんて言ってられないよね。これから一つ一つですよ」と11年夏以来となる甲子園を見据えた。

 帝京は準々決勝で日大三と対戦する。

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