ソフトバンク・千賀 嶋への1球を反省も「ヤンキースのこともある」次の登板信じる
「パCSファイナルS・第2戦、ソフトバンク1-2楽天」(19日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクが第1戦に続く1点差負け。リーグ優勝のアドバンテージを含め1勝2敗とリードされた。公式戦では最終的に2位に13・5ゲーム差をつけた王者が、このままに3位・楽天の下克上を許してしまうのか。日本シリーズ進出への道は険しいものになった。
この日先発の千賀は、同点の七回1死二塁で嶋に勝ち越し二塁打を許したことについて、「結果的に打たれたことが悔しい。全体的にはまずまずの調子だったが、あの1球が自分と(捕手の)拓也(甲斐)のまだまだのところだと思う」と反省。それでも、「でもまだ負けたわけではない。(逆王手をかけた)ヤンキースのこともあるし…次に出番があるなら、その役目を果たしたい」と、次の登板を信じた。
千賀はこの日、初回に右翼・川島のエラーで1点を先制されたが、後続を断った。「すぐに切り替え、その後の走者を帰さないようにとスイッチが入った。そうでなければ慶三(川島)さんの顔が立たない」とおとこ気を発揮した場面だった。
また、四回に第1戦に続く本塁打の同点弾を放った4番・内川は、「最後まであきらめず、上を向いていくしかない」と巻き返しを誓っていた。