王者ソフトバンク苦戦、実戦感覚の差か…序盤の攻防くっきり
「パCSファイナルS・第1戦、ソフトバンク-楽天」(18日、ヤフオクドーム)
日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが開幕。9月16日に史上最速のリーグ優勝を決めたソフトバンクは10月8日にレギュラーシーズンを終えて、その後は今CSに備えて、福岡で調整してきた。
一方の楽天は西武とのファーストステージを逆王手からものにして、移動日を挟んでの一番。当然、両チームの実戦感覚に差があることが予想された。
試合はまさに楽天がファーストステージの勢いを持ち続けたように序盤で一発攻勢をかけた。初回に茂木が先頭打者弾、二回にアマダーが特大ソロ、そして四回に好調ウィーラーがバックスクリーンへ放り込んだ。
一方のソフトバンク打線は楽天の先発・塩見の緩急をつけた投球に三回までは1安打無得点。四回も先頭・今宮が三遊間を破るヒットを放ったが、1死から4番・内川が三ゴロ併殺に倒れた。先発・東浜も肝心なところでの制球にやや甘さを見せている。