2011年にセ・リーグ盗塁王に輝いた巨人の藤村大介内野手(28)が14日、川崎市のジャイアンツ球場で現役引退を表明した。7日に戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトに参加する選択肢もあったが「他のチームのユニホームを着て巨人と戦うイメージができなかった」と心境を語った。
熊本工高から08年に高校生ドラフト1巡目で巨人入団。プロ10年間で通算294試合に出場し、156安打で打率2割2分6厘、27打点、49盗塁。「全力でやり切ったという思いを込めて決断した」とすっきりした表情で話した。今後は球団に残る見込み。