ソフトバンク千賀が規定投球回クリアも6回9安打3失点 2点ビハインドで和田に交代

 「ソフトバンク-オリックス」(6日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクの千賀滉大投手が6回9安打3失点で降板した。今季の投球回は143に達し、規定投球回をクリアしたが、勝利投手の権利をつかめず、六回の打線の攻撃中、厳しい表情のまま一礼してベンチ裏へと消えていった。

 初回から苦しい投球内容だった。いきなりT-岡田に右前打を許すと、犠打バントで1死二塁とされ、小谷野の中前打で先制を許した。五回には若月、T-岡田に連続被弾で2失点と3点のビハインドを負った。

 この本拠地最終試合で、6回以上を投げれば規定投球回はクリアできる。しかし、負ければ、リーグ最高勝率は、同僚の東浜に譲ることになる一戦だった。

 千賀を援護したい打線だったが、オリックス先発の吉田一の前に沈黙。四回までは無安打に抑え込まれ、五回に生まれた初安打は中村晃の6号ソロ。1点をかえし、2点を追う七回からは和田が2番手としてマウンドに上がった。

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