DeNA初ものづくし!綾部がプロ初先発初勝利、細川はプロ初打席で初本塁打

プロ初勝利を挙げエスコバーからウイニングボールを受け取るDeNA・綾部=横浜
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 「DeNA3-1中日」(3日、横浜スタジアム)

 DeNAはプロ初登板・初先発の綾部翔投手(20)が5回無失点でプロ初勝利を挙げた。打線では初回に高卒新人・細川成也外野手(19、明秀学園日立)が、中越えにプロ1号の3ランを放って先制し、これがそのまま決勝点となった。

 まず、ハマスタのファンを喜ばせたのは、昨年のドラフト5位・細川。この日、初昇格し「5番右翼」でプロ初のスタメン出場。一回2死一、三塁の場面で中日・笠原の直球を豪快にフルスイングした。弾丸ライナーの打球が、バックスクリーンに直撃。プロ1号の3ランとなった。

 ヒーローインタビューでは、緊張しながらも満面の笑み。「フルスイングを心掛けて打席に立ちました」というプロ初打席で、結果を出した。真っすぐに張って捉えた一撃で、打った瞬間は「行ってくれ!」と願いながら走ったという。「筒香選手のように、ああいうバッターになりたいです。持ち味はフルスイングなので、それを心掛けてやりたいです」と活躍を誓った。

 プロ2年目で初登板、初先発、初勝利となった綾部は2回以降、毎回安打を許したが、粘りのピッチングを披露。5回を4安打、2四球ながら無失点で切り抜けた。救援陣が1失点で試合を締めくくり、白星を手にした。「良いピッチングができたので、安心しています」と安どの笑みの綾部は「去年、引退した三浦さんのように長く活躍できる選手になりたいです」と声を弾ませた。

 この日、43歳の誕生日だったラミレス監督は、孝行息子たちの活躍に「ニュージェネレーション、若い力が誕生日にいいプレゼントをくれたと思います。綾部はいいピッチングをしてくれましたし、細川選手は初打席にホームラン。考えられないプレーをしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

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