DeNA 主将筒香が2発でCSへけん引「ファンも含めて全員がファミリー」

 「DeNA13-7広島」(1日、横浜スタジアム)

 DeNAが15安打13得点で打撃戦を制し、2年連続の3位Aクラスと、やはり2年連続2度目のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。同時進行のデーゲームで先に巨人が阪神が敗れて“王手”がかかっていた。

 初回にロペスの左越え30号2ラン、続く筒香の中越え27号ソロ、ウィーランドの左前適時打で4点を先制。4-5と転された直後の三回にはウィーランドの左越え3号3ランで再逆転に成功した。

 そして、7-7の五回には筒香のこの日2本目となる右中間28号ソロと倉本の右線適時二塁打で2点を勝ち越し。六回には梶谷の右越え21号ソロなどで2点を追加した。八回にも柴田の左前適時打、倉本の中前適時打で2点を加えた。

 投打に活躍の先発・ウィーランドは5回10安打7失点で10勝目(2敗)を挙げた。

 巨人の動向を受けながら、自身のバットでCS進出をひきよせた主将・筒香はお立ち台で、「ファンの方とここまで一緒に戦うことができ、ホントに感謝してます。(1本目、2本目とも手応えは)普通で~す。(声援は)最高でした。(残り10試合を切ってから『ファミリーなんだ』と声がけ)ファンも含めて全員が横浜DeNAベイスターズだと思っている。ファミリーでCS決定できてうれしく思う。きょうも明るい雰囲気で必ず勝てると思っていた」と語った。

 主将としてのモットーは、「自分のことよりチームのこと」と語る筒香にはスタンドの感きわまったファンから「ありがとう、キャプテン!」の声も飛び、筒香は、「こちらこそ、ありがとうございます」と返礼した。

 DeNAは14日から甲子園で2位阪神とCS第1ステージを戦い、それを勝ち抜くと18日からマツダスタジアムで広島とのCSファイナル・ステージに臨める。筒香はポストシーズンへ向け、「必ず甲子園、広島で勝ち抜いて横浜スタジアムに帰ってきます」と日本シリーズ進出を誓った。

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