ロッテ・西野勇士投手（２６）が３０日の楽天戦（Ｋｏｂｏパーク宮城）で５カ月ぶりに先発する。

　西野は今季、抑えから先発に再転向。４月１日、ソフトバンクとの開幕３連戦の３戦目に初先発した。結果は６回を被安打７で４失点。黒星を喫した。

　４月１３日のオリックス戦で初勝利をマークしたが、５月２日の日本ハム戦で３回２／３を５失点ＫＯ。４試合１勝３敗の成績を残してファーム落ちした。

　キャンプからの調整不足とともに、右ヒジ痛を発症。以来、ファームで若手に交じり調整を重ねてきた。

　「最後にこういうチャンスをもらったので、しっかりやりたい。いまの自分がどれくらいなのか分かる。状態は上がってきている」

　ファームでの調整中、１カ月半、ピッチングを休んだ時期もあった。肩甲骨の可動域を見直し、ヒジ回りのじん帯をサポートする筋肉を鍛えた。

　一時は手術を検討したものの、あくまでもトレーニングで乗り切る道を選んだ。

　「いろいろなことをやってきました。ヒジはだいぶよくなってきた。どれだけ負担を減らすことができるか。フォームも見直してきました」

　３０日の楽天戦。西野、好投とともに、来季へつながる好材料をつかみたい。