ソフトバンク工藤監督、歓喜の胴上げ 2年ぶりのVに感涙「目標は日本一の奪還」

リーグ優勝を決めナインに胴上げされるソフトバンク・工藤公康監督=メットライフドーム(撮影・園田高夫)
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 「西武3-7ソフトバンク」(16日、メットライフドーム)

 1回、2回…。マウンド付近にできた歓喜の輪の中心に歩を進めた工藤公康監督が、ナインの胴上げで何度も宙を舞った。工藤監督に続いて、胴上げ投手となったサファテ、選手会長の長谷川も。笑顔のナインが優勝の喜びをかみしめていた。

 優勝マジックを「1」としていたソフトバンク。2015年の自身の記録を1日上回る史上最速で、2年ぶり20度目(1リーグ制2度、パ・リーグ18度)のリーグ優勝を決めた。

 優勝インタビューを受けた工藤監督は「どうもありがとうございます。いまは正直言ってホッとしています」と感涙。そして「昨年、リーグ優勝できず、クライマックスで負けてから1年やってきましたが、本当に選手がよくやってくれた。昨年の秋季練習からキャンプ、オープン戦を乗り越えて、僕が課した厳しい練習もついてきてくれた。選手が死に物狂いで1試合1試合戦ってくれた」と選手を称えた。

 今シーズン中盤までは楽天の独走も許したが、「最後は絶対勝つという思いは持っていたが、厳しい戦いになるとは思っていた。選手が絶対に勝つんだ、昨年の屈辱を絶対に晴らすんだと戦ってくれた。苦しいところはたくさんあったが、何連投しても文句を言わず、リリーフ陣は本当によくやってくれた。打撃陣もみんなよくやってくれたと思います。うちが誇れることは常に全力疾走するところ。選手たちの全力疾走をこれからも見て下さい」と振り返った。

 2年ぶりの日本一を目指すソフトバンクは日本シリーズ出場権を懸け、10月18日から本拠地・ヤフオクドームでCSファイナルSで同第1Sの勝者と対戦する。

 工藤監督は「最終的な目標は日本一の奪還です。日本一を目指して頑張ります」とファンに宣言していた。

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