ロッテ石川、2週間ぶり先発控え焦り封印「自分の中で整理できれば…」
ロッテ・石川歩投手(29)が今季4勝目を狙って5日の西武戦(メットライフ)で2週間ぶりに先発する。
この日はZOZOマリンに隣接する室内練習場で遠投を中心に調整を行った。
14年の新人時代から16年まで3年連続で二ケタ勝利をマーク。しかも3年連続投球回数に到達した。
昨季はチームトップの14勝、リーグ最多の3完封を記録。最優秀防御率に輝いた。
しかし今季はここまで14試合に先発して3勝10敗。開幕からはまった不調の渦の中で苦闘している。
前回の登板、8月22日の楽天戦では7回を被安打14で6失点。それだけに、「打たれたので、取りあえずはいい球を増やしたい」と前を見つめた。さらにこう続けた。
「カウントを不利にしてしまって(球が)シュート回転する。ストライクがほしい。四球を出したくない。そこでシュート回転…常にできていないからそうなる」
勝てない焦りが悪循環を呼ぶ。「しっかり自分の中で整理してできればいい」とこれまで以上に気持ちを落ち着かせて、マウンドに上がる。
入団以来、1試合ごとに投げ方を工夫して“理想”のフォームを求めているという。
具体的には「感覚的な部分で、微妙なところですね」とサラリと交わした。
明日は?の問いに「秘密です。しっかり自分の中で試します」表情を引き締めた。