日本10点快勝発進 清宮、安田、中村そろい踏み

 「U-18W杯・1次リーグB組、メキシコ1-10日本」(1日、サンダーベイ)

 野球のU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)は開幕し、日本は1次リーグ初戦でメキシコに快勝した。1安打1打点の清宮幸太郎内野手(3年)をはじめ、安田尚憲内野手(3年)、中村奨成捕手(3年)の中軸トリオがそろって大会初安打を記録。悲願の初優勝へ、幸先のいいスタートを切った。2日(日本時間3日)に行われる第2戦は、前回大会決勝で敗れた米国と対戦する。

 充実の白星発進に、清宮の笑顔がはじけた。先制、中押し、ダメ押しと、要所を押さえた11安打10得点。「走れるところは走って中軸でかえせていた。自分たちのいい野球ができた」と自賛した。

 高校通算計218発クリーンアップの先陣を切った。三回1死から痛烈に三遊間を破る左前打と放つと、2点リードの五回は中犠飛で追加点。七回はあと少しで本塁打というフェンス際への右飛。「自分でも行ったかなと思った。風で戻された。捕られたやつをフェンスオーバーできれば」と好感触はある。

 残る2人も七回に続いた。安田は無死二塁から投手の足元を抜く中前適時打。「ベンチからも『お前が軸として打たなアカン』と声も掛かっていた。何とか1本、打てて良かった」と仕事を果たすと、中村も1死一塁から中前打。好機を広げ、一挙5点のビッグイニングにつなげた。

 各国が参加した開幕前日のバーベキューでは、英話が得意な清宮を中心に米国代表と交流。慣れない国際舞台に、グラウンド内外で積極的に対応を図っている。初戦のネット裏には、ソフトバンクなど日本の4球団に加え、メジャー約20球団のスカウト陣も集結。ロイヤルズのスカウトは「キヨミヤ?とても振りが強いね」と力を認めた。

 次戦は大会3連覇中の米国と早くも激突する。前回決勝の動画を見たという中村は「どうしても勝ちたい。日の丸を背負っている以上、アメリカに勝たないといけないという使命がある」とキッパリ。清宮も「ここで勝っておけば、嫌な印象を与えられる」と息巻く。宿敵に雪辱し、さらに波に乗る。

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