巨人が来た!DeNAに0・5差 畠お見事5勝目
「DeNA1-3巨人」(2日・横浜スタジアム)
キラリと光る存在感を示した。プロ入り後初めて中5日で先発した巨人・畠が7回5安打1失点で5勝目。4連勝で3位・DeNAに0・5ゲーム差に迫り、3日にも3位浮上が見えてきた。割れんばかりの大歓声に包まれながら、ルーキー右腕は「勝つことは気持ちいいです」と汗を拭った。
修正力が光った。立ち上がりから毎回走者を背負い、三回に1点を失った。女房役の小林からは初回終了後、投球時の上体のばらつきを指摘され、自身も「調子が良くなかった」と振り返る。それでも徐々に立て直し、四回以降は二塁を踏ませなかった。
プロ8戦目。これまでは全て中6日以上での登板で、間隔を詰めることへの不安もあった。だが、菅野から「考えなくてもいい。次の試合にどれだけ持っていけるか」と助言され、焦りを消した。限りある調整期間の中で丁寧にキャッチボールするなど、できることを最大限に行いこの日を迎えた。
高橋監督は「いい投球をしてくれた。自分のペースで投げてるように見えた」と目を細め、斎藤投手コーチも「(菅野、田口、マイコラスの)三本柱と同じぐらいで見ちゃうね」と称賛した。菅野、畠が導いた直接対決の連勝でAクラスは目前。「明日も勝って、一気にいきたい」。指揮官は闘志を燃えたぎらせた。