中日・小笠原、2か月ぶりの3勝目 「ラストチャンスだと思って」

 「広島5-6中日」(27日、マツダスタジアム)

 首位広島に一矢報いた。中日・小笠原が6回2失点と試合をつくり、6月24日以来となる3勝目を挙げた。自身の連敗を4で止めた2年目左腕は「ラストチャンスだと思って、腕を振ることだけ考えていた」と安堵(あんど)の表情だった。

 持ち味の切れのある直球がさえた。四回は丸、新井、松山を3者連続の三振。7月1日に3打席連続の本塁打を許したエルドレッドには、二回にまたも一発を浴びたが、五回は力で押して空振り三振を奪った。友利投手コーチは「これを続けてくれれば」と期待した。

 低調だった打線も奮起した。一回は2死からつながり、福田の2戦連発となる2ランなどで4点を先制。四回にも京田の適時三塁打などで2点を挙げ、小笠原を援護した。

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