清宮弾!安田弾!連日場外アーチ競演 中村合流でKYコンビも加速

 「練習試合、日大6-4U18日本代表」(26日、日大グラウンド)

 野球のU-18W杯(9月1日開幕、カナダ・サンダーベイ)に出場する高校日本代表は26日、千葉県内で日大と練習試合を行い、早実・清宮幸太郎内野手(3年)が高校通算109号のソロ本塁打を場外に放った。25日に続く一発で、高校通算最多記録を更新した。また、履正社・安田尚憲内野手(3年)も同65号となる右翼場外弾を放った。

 またまたKYアベック砲が火を噴いた。清宮は八回の第4打席、4番手右腕の1ボールからの2球目を鋭くスイング。打球は右翼ネットを越える連日の場外弾となった。

 木製バットでは2試合連続の“高校2号”。7月30日、西東京大会決勝で敗退後は代表入りが確実視された国際大会へ照準を絞ってきた。「こっち(U-18代表合宿)に来ても調子がいいし、(木製バットは)ずっと練習してきた。(金属の時と)意識を変えることなく、普段通りに打っている」と話した。

 中村の合流も刺激になった。夏の甲子園大会で6発を放った史上最強スラッガーの打撃については「ミスショットが少なく、確実に捉える。自分はまだまだ粗さがある」と自分との違いを示した。

 日本での練習試合は27日にあと1試合。清宮は主将として「みんなも疲労はたまっていると思うが、たくさんサポートしてくれる(スタッフの)方がいる。万全の状態で明日もケガなく、全力でプレーして勝ちにこだわる。自分も最後にいい締めくくりができるようにしたい」と語った。

 一方の安田は、六回に3番手右腕の外寄りの球に対し、遠心力を利かせてスイング。打球はピンポン球のように右翼場外の学舎棟まで飛んでいった。

 2日で3発放ち、同じ大阪の先輩スラッガー・清原和博(PL学園)が記録した高校通算64本塁打を一気に抜き去った。「試合数とか違いますが、記録として抜けたのはうれしい」と素直に喜んだ。清宮&安田のKY砲に中村も加わった、頼もしい世代最強トリオで世界一を目指す。 

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