巨人・宇佐見、着火弾 五回逆転猛攻呼んだ プロ初スタメンで大仕事

 「巨人6-3阪神」(25日、東京ドーム)

 値千金の一発だった。プロ初スタメンを果たした巨人・宇佐見が逆転勝利を呼ぶ同点の2号2ラン。再び借金を返済し、勝率5割となった。「何とか負けゲームから同点に持っていけて良かった」。試合後のベンチ裏で安どの表情を浮かべた。

 劣勢の状況を一変させた。2点を追う五回無死一塁。青柳の内角低め140キロを振り抜き、打球はG党が待つ右翼席へ。この一打が阿部の決勝打など、一挙5得点のビッグイニングへといざなった。

 練習開始直後に村田バッテリーコーチから先発を告げられ「すごい緊張しました」という24歳。守備では二回までに3点を奪われ「自分がよくリードすれば試合はいい方に、悪いリードをすれば悪い展開になる。序盤でハッキリ分かった」。課題も生まれた一戦だった。

 現在は小林が正捕手の中、与えられた好機で結果を出し続ける2年目。「レギュラーを目指さないと」と決意を新たにし、ともにお立ち台に上がった阿部も「(小林と)切磋琢磨(せっさたくま)していけばいい。それが彼ら、巨人のためになる」と期待した。

 高橋監督も「期待に応えてくれたし、いいバッティングをしてくれた」と目を細めた。3位・DeNAとは3・5ゲーム差のままだが、若手が躍動を遂げる大きな1勝となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス