広陵・中村、悲願Vならず号泣「悔しいが幸せ」 大会最多タイの19安打

決勝で花咲徳栄に敗れ、広陵・岩本主将(中央左)に肩を借り、涙する広陵・中村(中央)=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「高校野球選手権大会・決勝、花咲徳栄14-4広陵」(23日、甲子園球場)

 広陵(広島)の悲願の夏の甲子園制覇はならなかった。

 今大会6本塁打を放った中村奨成捕手(3年)は5打数3安打で、今大会通算19安打で大会タイ記録とした。また、二塁打も通算6本とし、1大会最多二塁打記録に並んだが、この日、本塁打は出なかった。

 敗戦が決まると、しばらくうつむき、最後のあいさつでは花咲徳栄(埼玉)のナインと言葉を交わした。

 しかしベンチ前で整列し、相手の校歌を聴く間や、アルプススタンドへのあいさつでも涙をこらえきれず号泣。顔をゆがめながら何度も流れる涙をぬぐった。

 中村は「悔しいですが、最高の仲間とここで野球ができて幸せでした。ここで勝って皆さんの記憶に残る選手になりたかったが、そうはいかなかった。バットは一生懸命振りました」と涙と汗をにじませながら話していた。

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