花咲徳栄が初優勝 2度のビッグイニングで広陵を圧倒 広陵・中村、一発は出ず

優勝を決め指を高々と突き上げる清水とナイン=甲子園(撮影・持木克友)
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 「高校野球選手権大会・決勝、花咲徳栄14-4広陵」(23日、甲子園球場)

 花咲徳栄(埼玉)が16安打14得点の猛打で、広陵(広島)を下し、初優勝を飾った。埼玉県勢としても初めての優勝となった。

 花咲徳栄は初回無死からの3連打で2点を先制した。1点差の三回にも須永捕手(3年)の中前適時打で2点を奪うと、五回には相手の失策も絡み、打者一巡の猛攻で6点を追加した。

 六回にも3本の長打などで一挙4点を奪い、試合を決めた。

 初優勝を狙った広陵は二回に平本銀次郎投手(3年)の適時二塁打で1点を返すと、三回には大橋昇輝内野手(3年)が中越えの適時二塁打。五回には吉岡広貴内野手(2年)の左中間二塁打で1点を奪って食い下がったが、前半の失点があまりにも多すぎた。

 今大会6本塁打を放っている広陵の中村奨成捕手(3年)は5打数3安打だったが、この日は本塁打は出なかった。

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